【厳選】歴史学び直しに効率的な方法5つを紹介【目的別に解説】
【厳選】歴史学び直しに効率的な方法5つを紹介【目的別に解説】
リカレント教育やリスキリングの重要性が増してきています。
仕事の実務に関する研修は多い中、いわゆる「教養」にあたる部分、なかでも「歴史」の学び直しに苦労する人は多いでしょう。
この記事では、大人の歴史学び直しの意義やメリットを説明し、歴史の学び直しに効率的な勉強方法を目的別に解説しています。
・ビジネスだけでなく、人生の判断基準となる教養が高まる
・心の豊かさ、人生の感動が増す
・教員・講師のスキルアップ
・大人になってから歴史に興味を持ち始めた人
・ビジネスパーソンとしての教養を深めたい人
・現職の教員や講師として歴史を教えている人
さて「勉強」の文字を見ると、つらい暗記が連想されますが、ご安心ください。
大人の「歴史学び直し」は目的は様々あれど、期間も基準もご自身で決める自由があります。
例えば、ダイエットを始める時、「いつまでに何キロ痩せる!」と目標をたてるのはご自身です。
そして大切なことは、「いかにラクにできるか」「これだったら続けられる!」と思えるかどうかですよね。
当記事はこれから歴史の学び直しをするみなさんにとって、
「ハードルは低く、道中愉しく、充実度が高い」
そんな実践、手法をお伝えします。
脳科学の原理を軸に据えた学び
脳科学と一口にいっても様々ありますが、本記事では「エピソード記憶×意味記憶」の原理を使った学びを軸に紹介します。
暗記において、反復が重要であることはご存知ですよね。
インプットとアウトプットの反復は時間がかかり大変です。
日々忙しい大人の学び直しにとって、コツになるのは、「効率の良い学び直しの仕組みづくり」を設けることです。
学生時代、私にとっても歴史の用語は、ただ試験をクリアするための素材確保のような物でした。
こういった知識は、脳科学では「意味記憶」と言います。
そして、大人になるにつれ、『自分が生きている現実や経験と、歴史が結びついている』と、ふとした機会から改めて知っていきました。
体験や経験と結びつく知識は「エピソード記憶」といいます。
エピソード記憶は、意味記憶と比べストーリー仕立てになる分、インプットがしやすくなります。
「いつ・誰が・どうした・なぜ」といった詳細を活き活きと思い起こしやすく、「誰かに話したくなる=アウトプット」の機会にも自然と繋がっていきます。
またエピソード記憶は感情が乗ることで、その効果をさらに引き上げてくれます。
「へ~そうなんだ…」とか、「それはおかしいだろ!」と感じた気持ちを、その場で声が出たりといったリアクションを大切にしてみましょう。(時と場所は気にしてくださいね笑)
独り言でも「情報」を「感情」としても処理することで、より記憶のフックが強まります。
エピソード記憶として記憶のフックがついた知識は、意味記憶としての定着も促進してくれます。
このように、脳科学の原理を活用することで学習効率を上げることが可能です。
歴史の学び直しはなぜ必要か?
なぜ社会人になってから、歴史の学び直しに直面するのでしょうか?
歴史とは、「現在起こっている様々な事象の原因」の総称とも言えます。
あらゆる分野でグローバル化が加速して久しい現代、国家や企業はこぞって地球規模で課題の解決を目指し、人々の幸福寄与やビジネスチャンスを追求しています。
そして、現在世の中で起こっているグローバルな課題を解決するには、課題の経緯や大局観、つまり「歴史」を正しく認識することが、解決の一助となり得ます。
新たな価値、未来を創造するためには、日本や世界の歴史的な知識・知見を正しく持ち、判断に結びつける教養が求められるのです。
さらに、「歴史」は物質的な価値や判断材料としての知識だけでなく、精神論や訓示としても大いに役立ちます。
例えば、「アメーバ経営」であまりに著名な、現代の名経営者と言われる故 稲森和夫氏(京セラ創設者)は、「仏教」や「論語」といった人類の叡智を自身の哲学に落とし込み、歴年の偉業を成されてきました。稲盛氏のフィロソフィは全国の経営者、ビジネスパーソンから深く敬愛され、まさに温故知新を地で行った結果、その思想や手腕は自身の会社のみならず日本経済へ大きく寄与することになったと言えるでしょう。
現在の日本に焦点を当てます。日本は世界でもトップクラスの平均寿命と少子化により、今後定年の年齢が引き上げられるようになります。これにより働き方や労働市場はさらなる変化を迎え、機械や外国比較での労働力に取って代わられないよう、生産年齢人口にあたる一人一人が能力向上、生産効率アップが余儀なくされていくでしょう。
そのため企業は社員のリスキリングに、個人は“人生100年時代”を見据えた生涯学習「リカレント教育」に、投資していく時代がきているのです。
つまり、時代は専門知・技能にといった実務に留まらず、自身の経験則以上の幅広い知見から物事を判断し、新たな価値を創造する力は、国や業種を問わず重宝されていくことでしょう。
その時、根幹となる教養=人類の失敗・叡智のである「歴史」が、あなたの中にどれだけ蓄えられているかが大切なのです。
歴史を学び直して変わること
筆者は、自身が社会人からの歴史学び直しを長年していることに加え、公務員試験対策や教職対策から、趣味が神社参拝のサラリーマン、定年退職後の学び直しをする高齢者までの学び直し手法を、歴年コーチングとして手掛けてきました。
歴史を学び直して変わったこととして、受講生からこんなセリフをよく聞きます。
「世の中の見え方が今までと全然違う」
「今までニュースで言っていることがわからなかったけど、大きな流れから理解で きるようになった」
「政治や経済といった時事問題への理解だけでなく、アニメや映画で出てくる元ネ タが歴史にあることを知って、違う感動ができるようになった」
これこそ、大人が歴史を学び直す醍醐味といえます。(ちなみに「醍醐味」という言葉も、元は仏教用語です)
このように、歴史の学び直しは「人生の感動」に直結します。
少し大げさに聞こえるかもしれませんが、大人になってからこの言葉が出てきたことありませんか?
「あ、だから〇〇になってるのか…!」
単なる知識や言葉としてしか捉えていなかったものが、何かと結びついた時、意外性や新たな発見をくれた時に、脳は知的興奮を覚え、感情を豊かにしてくれます。
いわゆる「伏線回収」ですね。
漫画・小説・映画とあらゆるジャンルで、伏線回収の上手な作品は「面白い!」と評価されます。
点と点が繋がり線になることで「そうだったのかー!状態」が脳内に押し寄せ、新たな感動をもたらしてくれるのです。
そして、歴史の学び直しは、「伏線回収の宝庫」です。
人類の有史以前も含めその膨大な歴史の全てが現代まで紡いできた伏線であり、どの国のどの時代から学び直しを始めても、あなたに新たな感動を生む基になってくれます。
すでにあなたの記憶の中に眠っている歴史の知識たち、これから学び直す歴史の知識が相乗効果で反応し合い、自分自身の経験や感性と相まって少しずつスパークを起こしてくれる。
この小さなスパークはいつからでも始めることができますし、知識が増えれば増えるほど起こりやすく、やがてスケールの大きな感動へと実際に繋がっていきます。
ぜひ、歴史の学び直しを通して感動を味わってみてください。
【目的別】歴史を学び直す5つの方法を紹介
時にお腹をかかえて大爆笑するような逸話や、今までの常識を根底から覆されるような裏側、教科書では知りえなかった歴史の妙。
学びの手法やツールをちょっと変えるだけで、たくさんの発見がありますよ。
歴史の学び直しのための5つの方法
①読書
②動画
③映画
④ラジオ
⑤アプリ
ポイントは、これら5つの方法を単独で使用するのではなく、脳科学の原理をベースに、目的に合わせ自由に組み合わせることです。
多様な手法でアプローチをすることで、より効率よく効果的に、愉しく学ぶことができます。
以下で詳しく説明しますね。
5つの方法の特徴について説明
①読書
・学習の王道。新書、専門書、参考書、漫画、ムック本等、それぞれにメリットがある。
・レベル、分野、構成が細分化されていて好きなものを選びやすい。
・自分の思考ペースに合わせじっくり読み込んだり、流し読みにしたりできる。
・電子書籍やオーディブルも普及し、現代的なポータビリティも加わった。
☆歴史は専門性が高く、解釈や考証により諸説あったり、これまでの常識が刷新されます。異なった著者や思想の書籍を読み、それぞれの主張を比較し、自分の解釈に落とし込んでいくことで、知識をつけるだけでなく、歴史を現在に当てはめる頭の体操や見識を広めるのにも役立ちます。それも歴史学び直しの愉しみの一つですね。読書習慣がつくまでは、ムック本や漫画から入るのもエピソード記憶の観点からおすすめです。
②動画
・今やどのジャンルの学習でも動画の優位性は高い。ビジュアルの力を有効に活用できる。
・読書同様、レベル、分野、構成が細分化されていて好きなものを選びやすい。
・コストがかからず、いつでもどこでもの学びが可能。
・短時間でもインパクトがあり、読書による学び直しの予習や復習、補助として使える。
☆「活字を読むのは苦手だな…」「本を読む時間がない」という人も、最も手軽に歴史と触れ合えるツール。「動画で勉強って邪道なんじゃない?」と思うなかれ。ガイド音声と同時に資料や図解がつくので、視覚・聴覚をフルに使った学びができます。例えば、「ソ連の国旗の由来」を文字だけで覚えるのと、実際の国旗に記された槌を見て覚えるのではインパクトが全然違いますよね。注意点としては書籍よりコンテンツ製作の敷居が低い分、真偽が不明なコンテンツにも出会うことになりますので、動画一辺倒の学び直しはかえって遠回りになると言えるでしょう。
③映画
・映像・演技・音楽・脚本…「総合芸術」といわれる映画はインプットのインパクト絶大。
・動画より詳細に描写されるため、よりリアルなイメージが定着しやすい。
・人物にスポットがあたるのでストーリー記憶に向いている。
・4DX等の最新技術の映画館なら動きや匂いが加わり、さらに五感に響くインプットに。
☆歴史を題材にした映画は、時代考証や歴史の専門家が製作サイドにつくので、YouTube動画よりも質の高い視覚インプットが可能です。もちろん映画はストーリー作品なので記憶のフックがしやすく、音響効果も相まって、「鑑賞そのものが感動と直結しやすい」メリットがあります。既にもっている歴史知識を通して映画を見ることで、2回、3回見た時でも新たな気づきや感動を更新し続けてくれるでしょう。その映画に関する考察を見ることも、気づきを深めてくれます。
④ラジオ(インターネットラジオ)
・PodcastやRadiko、Spotify等を使うことで好きな時に聞けるようになっている。
・通勤中のスキマ時間や就寝前に、音声だけで手軽に学ぶことができる。
・YouTube動画のように、多様な専門チャンネルがあるので好きなものを選べる。
・コンテンツの多くがパーソナリティ同士の掛け合いになっているので、愉しく聞ける。
☆耳で学ぶ学習といえば英語を中心とした「言語」のイメージが強いですが、日本人は古来日本の寺子屋等でも、歴史は講話を聞きながら学んできました。もちろん形から入る分だけではありません。インターネットラジオの登場から、日本史・世界史問わずさまざまなチャンネルが登場しています。リスナーとして質問や取り上げてほしい題材をリクエストもできるので、実は能動的な学びを仕組化しやすいツールです。
⑤アプリ
・勉強系、ゲーム系、探求系とジャンルが分かれているので、馴染みやすいものを選べる。
・他の方法とくらべ、スキマ時間で最も短時間の学び直し時間が確保できる。
・進捗・達成度が明らかになるツールなので、学び直しの成果がわかりやすい。
・資格や検定対策のアプリも多く、仕事に活かしたい人にも有用性が高い。
☆ビジネスパーソンに仕事効率を上げるアプリが普及するのと同様、学生向けには勉強用のアプリもたくさん増えています。基本的な知識定着は学生時代のように、「一問一答」等を使った方法に慣れているという方もいるでしょう。勉強系でも受験勉強用から、ゲーム要素が入っているものも多様です。ゲーム系ではプレイステーション等で人気を博したソフトがアプリとして再登場しているものもあり、人物名や事件の名称も愉しく覚えることができますね。
以上の5つの方法から、次は目的別におすすめを具体的に紹介していきます。
「趣味として始めたい・深めたい人」におすすめの学び方
「何から始めたらいいかわからない」「全体の通史をざーっと復習したい」「好きな歴史人物についてもっと知りたい」という人向けです。こちらは入門編として、愉しく学ぶことを軸に置いて紹介していきます。
読書
河合敦
内容紹介
「歴史の流れがザックリわかる!」 主要人物のマンガでスイスイ読める!「昔習ったことと違う?」 現役高校教師、河合敦が歴史の新事実を解説!「そのころ世界は何をしていた?」 世界史との関係がわかる!
レビュー
”漫画の頭への入りやすさと、解説のわかりやすさで、日本史が苦手だった私にもやっと、歴史の知識となりました。次は世界史を購入してみます。”(引用:楽天BOOKSレビュー)
漫画で分かるシリーズは世にたくさんありますが、現役高校教師や予備校講師の詳細な解説と共に書籍化されているものは珍しいです。普段学生を相手にしているので本全体として難しい言葉を使われていないので読みやすいです。漫画のボリュームも「挿絵+α」でポイントだけ漫画化されているため、イメージを掴みつつスッキリと読書を通じた王道の学び直しができます。こちらはレビューにあるように世界史もあるので、気に入った方はセットで購入するのもいいですね。
動画
レビュー
”学校より分かりやすくて、学校の授業より圧倒的に短い。学校はピヨピーヨ速報を導入すべき”(引用:YouTubeコメント)
”歴史動画で終始爆笑していたのは初です。良い動画をありがとうございます。”
内容紹介
「小学生でもわかるシリーズ」「歴史的偉人が現代人を論破するシリーズ」など、ざっくり解説にシニカルな笑いを織り交ぜた構成。初見はおちゃらけた動画に見えるが、30秒程度の圧倒的短時間でわかりやすくアウトラインを伝える整理力があり、読書前の予習や学び直しのきっかけづくり向き。歴史以外にも「相対性理論」「半導体」「放射能」など、理科的なコンテンツも動画化してくれている。
初見では非常に大味な解説とくだけた表現が多いので「こんなので勉強になるの?」と思われるかもしれませんが、その大味かつ笑いの豊富な動画に魅了されるファン多数!筆者はこの動画を高校受験前の中学三年生に薦めてもらい知りました。彼女は県内トップの私立進学校(東大合格者数トップ5入り)を受験しましたが、最難関校の受験生にとっても、要点が端的に整理され、肩肘張らず概要を掴むのに役立っていたそうです。
ラジオ
内容紹介
気軽に日本の歴史を聴きたい方にオススメのPodcastです。現在までに1,500万再生、140カ国以上で聴かれ、毎月35万再生を越えるようになってきました。
日本史に詳しい算命干支学マクトゥーブス代表の廣瀬真一さんが、日本史は好きだけどあまり詳しくないオガワブンゴさんに教えていく形で番組を進行しています。日本史に出て来る登場人物や出来事を中心に、1本15分程度の長さでまとめられています。例えば「徳川家康」なら回を分けて数回分あるので、次回配信が待ち遠しい愉しみがあったり、「和算」「干支と暦」など、知ってるようで知らないコンテンツも丁寧に説明してくれています。「日本史をもう一度おさらいしたい」「日本史に興味がある」という方にオススメです。
「社会人として基礎教養をつけたい人」におすすめの学び方
読書
🔗ニュースの“なぜ?”は世界史に学べ 日本人が知らない100の疑問
内容紹介
ニュース番組や新聞をなんとなく見ているだけでは、ニュースの「本質」をつかむことはできません。そこで本書は一般の方々が国際ニュースを見て疑問に思うであろう100のポイントを取り上げ、世界史とからめて解説するアプローチをとりました。歴史の成り立ちから学ぶことで、国際ニュースの本質を読み解くことができると思います。
レビュー
「なんとQ1の初っ端からウクライナ、ロシア問題ですよ。もちろんウクライナ侵攻が起こるよりもかなり前に出版されたものです。著者の先見の明、世界情勢に対するアンテナの鋭さがよくわかります。」(引用:Amazonレビュー)
時事ネタが話題になった時、テレビや新聞で見た「情報の交換」だけになっていませんか?本書は著者が予備校講師ということあもり、とにかく内容が頭に入ってきやすい語りになっています。学校で習う授業や教科書は時間軸優先にならざるをえないため、つながりや背景説明が弱くなりがちです。一方、本書では現代の時事ネタを理解するために必要な史実について時代を自由に駆け巡って説明されるため、エピソード記憶としてインプットしやすい構成になっています。
動画
🔗中田敦彦のYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITY
内容紹介
ついに登録者数500万人を突破した、オリエンタルラジオ中田敦彦さんの大人気YouTubeチャンネル。知名度としてあらためてご紹介する必要もありませんね。
レビュー
”ふつうこういう歴史とかの授業って学校だとつまらないくて寝ちゃうけど、中田さんのお話は本当に引き込まれるし、時間を無駄にした感じも全くないし、本当に勉強になりました☺️☺”
”教養人あるあるの「1から10まで説明します!」じゃなくて、「調べたくなるぐらいのところまで説明します!」スタンスなのが最高すぎる……素人に優しくて最高です”
カテゴリーはさまざまありますが、基本的には専門家の書籍を動画化したものなので、玉石混交の他の動画より信ぴょう性が高いものが多いです。(※もちろん諸説あるものも、要約として配信されています)書籍の要約+解釈なので長尺ですが、やはり芸人としての話術と組み合わされ圧倒的にわかりやすくなっています。日本史は縄文から終戦まで全時代、世界史や現代史、哲学や文化まで幅広く解説されているので、通史をじっくり動画で学び直しするには、日本で最も見られている歴史チャンネルと言えるでしょう。
映画
内容紹介
明治37年に勃発した日露戦争の歴史的事実と、それにかかわった人々の生き様を雄渾なタッチで描いた歴史巨編。本作品は、“二百三高地”という激戦地で絶望的な戦いを強いられた日本兵士たちの戦争への怒りや、兵士間に芽生えた友情を描破すると同時に、日露戦争という歴史的事実に関わった人々の生き方を通して、米と絹しか産しない総人口四千六百万人の弱小民族であった日本が大国ロシアに何故戦いを挑み、如何に戦ったのかを壮大なスケールで再現する。
レビュー
”主人が見たいと言っていたのでプレゼントで購入したのですが、私も大感動のDVDでした。「国を想う一心で戦争へ赴く人々の熱い気持ち」に感動させられた、とてもすばらしい映画でした。なんといっても仲代達矢さん扮する乃木希典大将が本当によかったです。上官であるがゆえに文句ひとつ言わずにすべての責任を取り、いつも部下を想う優しさに心打たれました。そして何より、さだまさしさんの「防人の詩」が美しく響き、泪を誘います。じんとくる感動を求める方にお勧めです!”(引用:楽天BOOKSレビュー)
1980年の作品と少し古いものをチョイスしましたが、この映画ほど戦場の苛酷さ、酷薄さを「これでもか」と描いた日本映画は少ないです。近代兵器の導入と白兵戦の狭間である時代、日本軍将兵がバタバタと斃れ、手足がちぎれ、火だるまになった兵士たちの屍の山が築かれ、文字通りその屍を乗り越えて兵たちが突進する様子が延々と映されていく。時代劇のようなアクションとしての斬り合いや、大砲打ちっぱなしの近代戦、そのどちらとも違うリアルな描かれ方です。戦争映画はもちろん悲惨ですが、今この瞬間も起こっている戦争から目を背けないためにもおススメの作品です。
ラジオ
内容紹介
大人になって日本の歴史(近代史)に興味を持ったアラフォーサラリーマンパパ2人。 年号や人物名をただ暗記する学校の授業のようではなく、 好きな箇所をつまんで語ります。 一緒に日本の歴史について楽しんでいけたらなと思っています。
みなさん同様、学び直しをはじめたばかりの人によるラジオ。リクエストやメッセージを通しながら一緒に学んでいく感があり、学び直しの仲間を探す人にとってもつながりを見つけやすいチャンネルです。「君が代が国家となるまでの歴史」「なぜ8時間労働なのか、歴史から考える」といった回ではあり、既に世の中で当たり前となっているものを遡った学びがあります。近現代史が中心なので、ニュースや政治に疑念をもったことから歴史を学び直しを始めた人、現代の疑問を解決したい方の勉強方法としてもおススメできます。
「教える力(教務力)を上げたい人」におすすめの学び方
読書
内容紹介
日本史の常識を覆す大胆な推理で知的興奮を喚起したあのベストセラー初の文庫化。本書では、日本史の総点検をめざす著者の問題意識を読者に投げかけることから始まる。従来の歴史アカデミズムには大きな欠陥があると著者は説く。史料、記録だけが歴史ではない。人間が人間として生きていた時代を今に甦らせるために今必要なことは人々の自由な発想、想像力であると気づきをくれるシリーズ
レビュー
”目からウロコの説得力!これが真実と確信してしまうくらいの論評で、読み出したら、止められない!初歩の歴史知識は必要だが、こんな面白い歴史書は初めて”(引用:Amazonレビュー)
従来の通説や教科書内容は一通り教えられるけど、もっと歴史に興味を持たせたいという指導者におススメのシリーズです。実証ベース以外の検証・考察の視点を与えてくれます。「歴史に『たら・れば』はない」なんて言わせない!天照大神=卑弥呼説など、業界を揺さぶる独自
の新解釈に多くのファンがいます。突拍子もない話ではなく、論拠も明確に記されているのでそのまま講義のネタとして採用してもとても盛り上がりますし、シリーズものなので通年で講義されている方の授業の軸づくりにも役立ちます。
内容紹介
「日本史が、こんなに一気に、面白く読めちゃうなんて!」 一度読んだら、日本史の流れが頭にす〜っと入ってくる奇跡の日本史物語。京大芸人・宇治原によると、「日本史の教科書を、物語を読むように読めば、流れが頭に入ってくるので忘れない」とのこと。ところが、教科書をそんなふうに楽しく読める人はすくない。そこで、宇治原の指導のもと、菅が日本史を「物語にしちゃいました! 」
レビュー
”中学・高校の時にあればなあと思った。芸人さんは本当に説明が上手だなと感じる。遊びの本では無いけど、がっちり勉強の本でも無いという良い塩梅の内容となっている。″(引用:Amazonレビュー)
高学歴芸人ロザンのお二人による、日本史書籍。日本史が苦手な人向けの、ストーリー記憶の原理を地で行く構成になっており、芸人ならではのツッコミや知的な考察も入りながら愉しく読み進めることができます。歴史人物の関係がややこしいと思われがちな部分を、クスッと笑わせながら解きほぐしてくれている点など、中高生のお子さんにプレゼントするのも良いと思います。
映画
内容紹介
ハリウッド創世期から70本以上のスペクタクル映 画を次々と製作・監督してきたデミル監督が、生涯の情熱を傾けた映画史上最大のスペクタクル巨編。題材を聖書に求め、前半は知られざるモーゼの出生から成長を描き、後半は特撮を駆使して忠実に預言者モーゼの波乱万丈を描く。特に紅海が真っ二つに割れるシーンは映画史上空前の迫力である。
レビュー
”「十戒」は旧約聖書を基にした超大作の名にふさわしい映画です。名場面もてんこ盛りで、何十年経っても色褪せしない名画(映画)です。”(引用:Amazonレビュー)
大人の教養としても一度は観ておきたい、さながら動く宗教画とも言える映画。十戒はご存知の通りモーゼが神から受けた戒律のことであり、旧約聖書の核心にあたる部分です。教義内容を文字として解釈するに至るまでの、ストーリーとしてのモーゼをありありと伝えるにふさわしい壮大さを持っています。有名なモーゼが海を割り奇蹟を起こす場面は、CGに見慣れた現代の私たちにも圧巻です。
アプリ
内容紹介
日本史の重要基本事項を完全収録。さらに演習問題まで充実!このアプリ1本で試験によく出る基本問題を確実にマスターしよう!時代別に2826問題を収録。日本史を学習している高校生や、一般常識問題を学習する大学生、社会人の方にオススメのアプリです。
レビュー
”勉強のやる気が起きないときでも満点をとったときの「免許皆伝」がモチベーションになるし、ゲーム感覚でできて結構楽しいです!起動してからすぐに解けるので空いた時間にできるのもいいです!自分の苦手な問題やテスト範囲だけをマークできるのが使いやすいです!また、一問一答だけでなく演習問題まであったり、古代から現代まで問題がたくさんあったりするので、自分の学びたいところをピンポイントで解けるので良いです。ただ、アプリなので仕方がないのですが、選択式+同じ問題しかでないので、復習などに使うのに最適だと思いました!”(引用:アプリランキングレビュー)
今や学生のスキマ勉強は「問題集」から「アプリ」に移行しつつあります。教える側も思考をDX化し、時代に沿ったベストな選択肢を提供できるようにしておく必要があります。日本史一問一答は、2826問すべてに解説がついており、時代別に収録されているのが特徴。一問一答に加え、空所補充・正誤判定・時代整序の演習問題もあり、学習参考書の機能をばっちり備えています。試験によく出るテーマもチェック可能で、受講生や学生におススメできるアプリです。日本史の基本や重要事項をしっかり学びたい人や、社会人教養をつけたい人にもおすすめします。
まとめ
・歴史を学び直すことは、経験則以上の知見から価値を創造する力を得られる。
・歴史の学び直しで、人生の感動を見出すことができる。
・歴史の効率的な学び直し方法は、脳科学の原理を活用し、目的に応じて多様なツールを組み合せること。
・迷った時は、自分に合う「道中愉しめる」ツールを選択すること。
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